愛希れいかさん退団の話①
今日、月組トップ娘役 愛希れいかが
宝塚大劇場での千秋楽を迎えた。
彼女の退団公演は「エリザベート」
本当のことを言えば今の月組では難しいのではないか?と正直思った。
月組トップコンビはどちらかといえばダンスの方が得意なイメージだったから。
いざ始まると…
本当に良い評判しか聞こえてこない。
自分自身、月組贔屓なのでそのせいかな?とも思っていたし、実際観劇して自分もそのような感情を持てるかは不安だった。
自分の目で耳で体感した時に、
本当に驚いたし、鳥肌が立った。
ちゃぴちゃんの歌唱。
BADDYを観ていた時に随分と声が綺麗に出るようになったなぁとは思っていた。
このぐらいまでは歌えるだろうと思っていたよりも遥かに超えた歌唱だった。
真咲さんとトップコンビを組んだ時、
彼女は娘役に転向してからまだ一年経っていなかったと聞いたことがある。
実際、私がちゃぴちゃんを初めて観たのは
PUCKだった。
その時は歌はあんまり得意じゃないのかなぁ?娘役さんらしい歌い方だなぁと思っていた。
でも今は、「歌には自信がない」と思えない。
さよならショーを観ていて、昔 苦戦したかもしれないであろう楽曲を歌いあげる姿に、あぁ真咲さんに見せてあげたい。どうか何処かで見ていてほしいと願うほどであった。
演技も素晴らしかった…
シシィやエリザベートの中に、今までのお役が息づいていた。むしろ今までのお役があったからこそ、このシシィがエリザベートが出来上がったのだと感じずにはいられなかった。
素直でまっすぐなシシィはちゃぴちゃんに似ていた。
東京で生で観れるのかは、わからない。
実際のところは厳しい。
でもちょっと満足している自分もいる。
それでもきっと始まれば観たいと言い出すけど…東京千秋楽ライビュを何とか勝ち取って彼女の最後の宝塚娘役は見収めたいと思う。